全校児童生徒で、学校から南に向かって歩いて15分のところにある小高い丘、通称「大谷山」で行われている発掘調査の見学に行きました。大谷山の丘の周辺では、戦前からカムィヤキの完形品や破片が採集されていました。徳之島町郷土資料館では、令和元年度から発掘調査を始めており、今回なんと昔の有力者の住居跡である遺構が見つかったのです。
見学では、掘っ立て小屋らしき柱が立っていたところや地層の見方、発掘された土器の破片の種類などについて、発掘に携わった方々から丁寧に説明していただきました。伝承を頼りに採掘場所を定め、ねじりがまを使って地道に作業していく採掘の仕方の説明を、子どもたちはとても興味深く聞いていました。今回発見された畑は民有地のため、近々埋め戻すということでした。大変貴重な経験ができました。
見学の最後には、中学生生徒が、「尾母に約1000年前の遺跡が見つかったことがすごく誇らしいです。」と感想を述べました。大谷山遺跡の今後の動向に、学校としても注目していきたいと思います。
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